黒森山国有林はスギ、ヒノキ、赤松の単層林、コナラ・赤松の混交林で構成される生産林が中心ですが、コナラを中心とするいわゆる雑木林も残っています。天然林までは進行しておりませんがいずれそれに近い林相が形成されるものと思います。ウリハダカエデ、アオハダ、イヌシデ、ミズナラ、ホオノキ、ウワミズザクラ、ハウチワカエデ、タカノツメ、マンサク、クリ、ウルシ、リョウブが多く見られます。
活動対象のフィールドは、総面積の1%にも満たない部分ですが、人工林・雑木林とそれぞれ代表的な林分がモザイク状に配置された林相で、変化に富んでいます。
人工林は残念ながら手入れが行き届かず過密状態で立ち入り困難な林分がほとんどでしたが、近年の地球温暖化防止の流れから整備の予算がつくようになったのか、少しづつですが手が入ってきました。